「夏休み企画 家族プログラム 絵と映画を観て、話してみよう!」を開催しました。
去る7月30日(水)と8月2日(土)に、「夏休み企画 家族プログラム 絵と映画を観て、話してみよう!」を開催しました。
まず、展示室でヴァロットンの絵画作品《ボール》を鑑賞し、作品の中に何が見えるか、どんな感じがするか、そして、作品の中に見えるものからどんなことを想像するかを考えて、話し合いました。参加者の皆さんからは、登場する人物の関係や、描かれている影がどう見えるか、作品のシーンのあとに何か起こると思うかなどについて、十人十色の自由な発想があがりました。
後半は、少年と風船の交流を描いた物語、アルベール・ラモリス監督の映画作品「赤い風船」を鑑賞し、この作品についても、感想や、映像から想像することを話し合いました。参加者の皆さんは、どちらの作品もとても熱心に鑑賞されて、想像しながら観てみること、思ったことを話し合ってみることを、楽しまれていました。
作品を観て想像力を膨らませ、それを家族や身近な人と語り合ってみることで、作品の見方や楽しみ方は広がります。家族プログラムは、夏休みや春休みに合わせて開催していますので、ご家族でぜひご参加ください!
(参考)直接には関わりのないヴァロットンの《ボール》とラモリスの「赤い風船」の二作品を出会わせたのは、オルセー美術館開館20周年記念制作プロジェクト第1回作品、ホウ・シャオシェン監督の映画「ホウ・シャオシェンのレッドバルーン」です。同作品は「赤い風船」へのオマージュとして制作され、作品中には、登場人物の子どもたちが、オルセー美術館で《ボール》を鑑賞するシーンが含まれています。